日本での「働く」ということについての新型コロナウイルスの功罪
新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威が止まりません。収束したときに、新型コロナウイルスのときは大変だったけど、でも●●が改善するきっかけにすることができたわたしたちはエライ!などと振り返りたいですね。 1.体調不良で仕事を休む空気...
View Article面接の評価とV-CATの評価はほぼ一致する:採用担当者が寄せる、V-CATへの信頼
V-CATについて、以前、管理職昇格試験に向けた説明の記事を書きました。今回は、採用(企業側から見た場合)、転職活動(求職、転職活動をしている方から見た場合)について書きたいと思います。 0.免責 ここにご紹介する内容およびこのブログ全体は、わたしが所属する企業、団体の公式な見解を示すものではありません。わたし個人の経験などに基づく情報です。損害などが生じても、その保証はできかねます。...
View Articleコロナ感染防止に有効な手段について、産業医の意見
人事労務の仕事をしている友人から聞いた話です。 39度を超える高熱を出した社員が、自宅近くの内科を受診したとのこと。内科医は、保健所に連絡するとともに、その社員に●●●病院でPCR今朝を受診するよう指示。...
View Article片腕を2億で売るか、採用責任者の言葉に考えることがあって
「2億で片腕を切り落とせるか」のツイートが話題です。 昔この人に「2億円で片腕を切り落とせるか」という質問をされて「嫌ですねぇ〜」って答えたら「君の片腕は今2億円分の働きをしてるのかい?笑」みたいな詰め方されて、小学校の道徳の時間に大事なモノ忘れてきてるぞ!って思った🏫https://t.co/PTGAgssnZW — 辛辣な宇垣ちゃん (@shinratsu_ugaki) August 18,...
View Article日本発のリーダー論、リーダーシップ論に力強さを感じるのでご紹介
リーダーシップ論をご紹介します。 語るのは、中満泉さん。国連事務次長(軍縮担当上級代表)というリーダーです。 中満さんが日本人だからタイトルに「日本発」と書いたけど、それが日本発なのか日本人発なのか関係なく感じるくらい、目からウロコが落ちる、感動するほどのリーダー論、リーダーシップ論です。 論より証拠、リンク先の中満さんのメッセージをお読みください。 blog.unic.or.jp...
View Article高校生たちに贈る「面接のコツ」「面接官が考えてること」
昔、姪っ子に「●●兄ちゃん(わたしのこと)、採用の仕事してるんだよね。面接のコツみたいなの、あるかな?」と聞かれ、かわいい彼女のためにしゃべったことをiPhoneにメモしてたのが出てきた。確か、今年の高卒新卒の採用選考解禁は先週金曜日(10月16日)。すでに面接をした3年生は多いかもしれないけど、これからの生徒さん、遅くはない。参考にしてください。...
View Articleあだ名の問題は、学校だけではない、企業にもある「どう呼べばいいのか」
あだ名が小学校などで様々な観点から問題になっているようです。 (たとえば、こちら)news.yahoo.co.jp あだ名は企業においても問題をもっています。以下、わたしの経験談も踏まえ、ご紹介します。 1.さん付け 多くの企業で「さん付け」を行なっておられると思います。 半沢部長、中野渡頭取などと役職をつける呼び方ではなく、「半沢さん」「中野渡さん」てな感じ。...
View Articleひとりの社員さえも救えなかった話
【更新】2021/02/12初稿時は感情にまかせて書いてしまいましたm(_ _)m 怒りを感じることは、訓練や経験でしないようになった、大人なわたしです。が、今日ほどにイライラ、怒りを感じたのはふた桁年ぶりかもしれません。 1.イライラの対象は菅・森ではない イライラしている対象は、菅(や、その息子)や森ではありません。もちろん、彼らに対する怒りがゼロ、ということではありません。...
View Articleおしゃべりができなければ話にならない、管理職昇格
4月の昇格に向け、この2月に多くの企業では昇格試験は終わり、合否が決定したところでしょう。これから面接を受ける、という方がもしおられたら、最後の追い込み・準備として参考にしていただければ、と思います。 1.まずは会話 今日お伝えしようと思うのは、おしゃべりです。 「コミュニケーション」というような高尚なものではなく、おしゃべり。いわば「会話」と言ってしまいましょう。...
View Articleコロナ禍の就職の難しさ:CAたち、車販売店
すべての責任をコロナに押し付けるわけにはいきません。でも、就職活動、あるいは仕事を続ける・雇用が継続されるのは難しい、としみじみと感じた出来事を当事者に代わってご紹介します。 1.航空会社社員が自動車販売会社に出向 航空会社社員が自動車販売会社に出向する、というニュースが報じられました。 mainichi.jp...
View Articleさざ波:人格的に問題を感じるような人物が増えている実感がある、政官
さざ波 内閣官房参与の高橋洋一氏が、人格を疑うような発言。 日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑 pic.twitter.com/Q6JvZCOTUa— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) May 9, 2021 上の引用ツイートがなくなるかもしれないので、キャプりました。高橋洋一、さざ波ツイート この件で、人事労務的な視点からひと言。...
View Article傷病手当金に注意:人事・労務担当者が気をつけるべきこと
この記事は、傷病手当金という制度に関して、採用担当者が気をつけるべきことという角度から書く記事です。傷病手当金という制度の性格上、福利厚生、社会保険の担当の方にももちろん関係はするので、読んで無駄にはならないとは思います。 1.傷病手当金について まず、傷病手当金とは何かを書いておきます。...
View Articleコロナ担当大臣が経済再生担当大臣でいいのか:文句を言わず,まんじゅうを2つに分ける話
まんじゅうを2つに分ける、というなぞなぞ、聞いたことありますか。 子どもがふたり、まんじゅうは1つだけ。ふたりの子どもが文句を言わずまんじゅうを2つに分けて食べる。親のあなたは、どうしますか? そんな問題だったと思います。 1.まんじゅうの答え わたしが聞いた答えは、...
View Article復帰を申し出てきた、自己都合退職した社員の気持ち
タイトルのとおりです。自己都合で退職した元社員が、復帰を申し出てきました。 1.自己都合退職の事情 その元社員には達成したい野望があり、そのためには当社の処遇は足りないようでした。 職場の環境に問題は感じていなかったようでしたが、その“野望”のために、彼自身もいろいろ考えた末の退職希望だったようです。 2.復帰できないか、と申し出てきた事情...
View Article中田翔の謹慎→巨人への無償トレードを人事担当者が見た感想
プロ野球選手、中田翔の暴力・無期限謹慎から電撃の巨人への無償トレードという流れ。野球ファン、中田ファン、日本ハムファン、巨人ファンそれぞれにいろいろと感想があるでしょう。企業の人事労務担当者であるわたしは、こんな感想を持ちました。 中田翔 0.プロ野球球団を企業にたとえてみるこれらの動きを、民間企業にたとえて見ていきたいと思います。無理がある話だとは思いますが、面白く見えてきます。...
View Articleパワハラは誰が解決すべきトラブルなのか、上司?人事担当?
パワハラ(パワーハラスメント)は誰が解決すべきなんでしょうか。これをお読みの新入社員、若手社員のみなさん、どう思います?わたしが経験した事例をもとに、考えてみましょう。 ※以下、わたしの職場で実際に起きた事案をとりあげますが、特定されないよう説明をぼかしたり事実とは異なる説明をします。 1.とある若手社員の雑談...
View Article採用がすべて?!:不祥事案件の改善をどう行なうのか
就業規則違反、コンプライアンス違反、ハラスメント・・・。企業にはたくさんの種類の不祥事が起きます。(不祥事が起きるのは、民間企業には限りませんが) 各社・各組織の労務担当のみなさま、不祥事対応お疲れさまです。今日は愚痴を言います。 過去、1年弱の間に、数人がからむ不祥事となった事案の体験談です。「そうそう、あるあるだよね」そう同感していただければ幸いです。 1.ストーリー...
View Article拝啓 自民党総裁、第100代総理大臣殿
拝啓 第100代 自民党総裁 岸田文雄様 岸田文雄 自民党総裁、そして総理大臣就任、おめでとうございます。 わたしは自民党議員でも、自民党員でも、自民党ファンでもございませんが、ほんの数回お目にかかった岸田さんがそのお立場になられることになり、ご挨拶申し上げたく筆をとりたくなった次第です。 誠実な人柄...
View ArticleV-CAT、お試し練習だけであっても暴いてしまう適性検査の機能
わたしの仕事には、V-CATがよく登場します。採用試験、登用(昇格)試験。 企業によっては、来春に向けてそろそろ昇格試験がスタートする時期ではないか、と思います。過去に実際あった出来事をここに、受験される方々、試験合否を判断される方々の参考になれば、ということでご紹介します。 1.まさか、あの優秀社員が・・・...
View Article北新地の火事に関して個人的な話を:リワークプログラム
大阪、北新地での火事、大変な事故が起きてしまいました。 www.nikkansports.com 事故なのか、事件なのか。放火なのか、殺人なのか。今の時点(12月18日7時)では何もわかりませんが、個人的な話をします。 わたしはこの火事・事故について、被害者でもなければ被害者の関係者ではありません。加害者(と言われている人物)とも無関係です。 1.尊敬するわたしの師匠、臨床心理士...
View Article転職活動してる人、頼むからコレくらい考えてくれ
中途採用の仕事してると、転職活動してる人にどうしても言いたいことがよく出てきます。これを聞いとけば、あなたの好感度も少しは上がると思うので聞いてってください。というか、普通の人はみんなやってることだとは思うんですけどね。 採用試験(面接含む)は日中にしかやりません。 が、在職中の方が多いからなのかもしれませんが、試験の参加希望日時を聞くと、10人に1人くらいの割合で、...
View Article昇格試験、2022年春の結果からわかったこと
2022年の春も、わたしの所属する部門から昇格試験(世間で言うところの管理職試験)を受験した社員がいました。振り返ってみたい、と思います。 1.戦績 あまり具体的な話をして身バレするのは嫌なので、ぼかした言い方をしますと。 N人が受験し、N/2人くらいが受かりそうだな、と予想していたところ、(N/2)+1人が合格した、という結果でした。...
View Articleこれからは定番になる、就職活動に必要な自己分析ツール「ミイダス」
転職活動されてる方々、お疲れさまです。みなさんに参考になるだろう、と思うことを、採用担当者としてお伝えしたいと思います。 昨日、とある場所でアルバイトしてる高校生から「これから採用面接受けるんですけど、コツなんてありますか?」と相談を受けました。...
View Article「軸にしています」は使うな!面接でよく聞くフレーズの分析
「??を軸にして、やってきました」 採用面接、特に新卒(大卒)の面接でよく聞くフレーズです。いつ頃だったか、このフレーズをよく聞くようになりました。 率直に申し上げて、この言葉を聞くと気持ち悪くなります。なぜなら、この言葉を使う応募者、高い確率で「採用したいと思えない」場合があるというのと、軸という言葉を応募者がしゃべる場面が説得力を感じない、ということです。...
View Article駒澤大学が完全優勝した箱根駅伝に、企業活動・人材育成の変遷と同じものを見た
駒澤大学が、往路・復路、そして総合優勝した箱根駅伝。駒澤大学は学生駅伝3冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝)も達成しました。完全制覇と言っていいですね。 右が大八木弘明(駒澤大学監督) ランナー、そして大八木監督、お疲れさまでした。この駒澤大学の活躍、いや駒大に限らずここ数年の大学駅伝について、企業活動と似ていることを強く感じたという話をします。...
View Article求職者に対し、休日に面接はするのか、しねーよ
ここ数年、特に昨年あたりから、採用の仕事がしんどいです。求人の募集広告を出しても、応募者が少ない・ほとんどないのです。そんなとき、採用の担当者が悩むのが、求職者の要望に応じて「夜間、休日に面接をするのかどうか」。 1.売り手市場の採用の考え方 今は、売り手市場。売り手市場とは、企業が採用しようとする人の数よりも仕事を探している求職者の方が少ない状況のこと。求職者に優利な状況です。...
View Article採用する立場、退職者を送り出す立場
同じなんですよね。中途採用で、「優秀な人材を採用する立場」と、「優秀な人材が、自己都合退職で辞めていくのを見送る」のと。 なんで急に退職を言い出すんだよ!え、もう次の就職先が決まってんのか。もっと早いタイミングで話をしてくれよ。 という場面が、採用する立場側から見ると。 現職(現在の勤務先)に退職の手続きをしてください。早めに弊社への入社をお願いします。 です。...
View Article大学進学と就職活動、SL人吉のラストラン
SL人吉が、惜しまれながらもラストラン。その翌日、次男が大学進学のため自宅を離れ、一人暮らしのために旅立ちました。長男も就職活動がいよいよ本格化。そんなタイミングで、人事・採用をメインの仕事にしているわたしは、彼らにこんなメッセージを伝えました。 SL人吉ラストラン 0.前置き...
View Articleこの春、異動しました。上司と面談やりました
私事ですが、この春に異動しました。 新しく私の上司になった総務部長が、全メンバーと面談。私もそうですが、その上司もあらたにこの部署にやってきました。お互いをよく知るために、とチームが新しい構成員を迎えたときは行なうことがスタンダードですね。で、この面談、ありきたりではなく、興味深いものでした。...
View Article「管理職になりたくない」それで結構、だったら文句言わず働け!
最近の若い人たちは、管理職になりたくないという。 残念に感じるとともに、なりたくないなら無理してならなくてもいい。わたしたち管理職に使われて働いてくれるなら。 管理職になりたくない。そんな人物は、「これは自分の仕事じゃない」と見切って、早々に次の仕事を探すのだろう。今現在、転職活動をしている人数は飛躍的に多いのではないか。それを受け止める労働市場も活況らしい。...
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